臨時災害FM放送局

戦士エミリン

2011年04月26日 20:57


今日は、我々の仲間、東日本大震災の被災地で頑張っている放送局のお話です。

総務省によると、東日本大震災後に被災地で開局した臨時災害放送局《放送法第三条の五に規定する「臨時かつ一時の目的のための放送」(臨時目的放送)のうち、「暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他による災害が発生した場合に、その被害を軽減するために役立つこと」(放送法施行規則第一条の五第二項第二号)を目的とする放送を行う放送局。「臨時災害放送局」の語は電波法関係審査基準による。口頭による申請により、即座に免許の発行と周波数の割り当てが行われる。》は、岩手、宮城、福島、茨城4県の計21局。市町村が役所内などで新たに開いた局のほか、既存のコミュニティー放送局が臨時の免許を取得した局もあります。

 宮城県亘理(わたり)町の「わたりさいがいエフエム」(愛称・FMあおぞら)は3月24日、地震の被害で役場庁舎が大きな被害を受けました。そのため、となりの駐車場にプレハブの臨時庁舎を作り、その並びにこちらもプレハブで臨時災害FM放送局 FMあおぞら が開局しています。

長岡市のFMながおかが、新潟県中越地震(2004年)の経験を役立てたいと協力。ボランティアらが運営を担い、救援物資の配布状況や給水車の巡回情報、電車やバスの回復状況などをリアルタイムで発信し、反応も多いといいます。

みなさんが被災者でありながら、大きな使命を持って放送を続けていらっしゃいます。放送経験はない地元のボランティアの方々ですが、亘理町の生活情報をゆっくりと読んで町民に伝えています。
地元を良く知り、故郷を愛する町民が放送することに臨時災害FMの本当の意味があるのではないでしょうか。

臨時災害FM局は立ち上がればいいわけではありません。こういうみなさんの想いがその存在感を大きくしているのです。


今回の写真は政府の現地対策本部要員として、宮城県に行っているMさんから送られてきたものです。

「災害時に、コミュニティ放送局は必ず皆さんの役に立つから・・・そのことを頭の片隅に置いて忘れないで、えふえむ草津は災害時にお役にたつ放送局になりたい!」と、一方的に私の想いをマシンガントークでお話ししましたね。

昨年11月に守山市から内閣官房の危機管理に異動されて4カ月後、こんな悲惨な災害が起こるなんて一体誰が想像したでしょうか?


政府も国民も全てが協力していかなくてはこの事態は乗り越えられません。

被災地ではみんな頑張っています。

まだまだ、大変な状況の被災地ですが全国のコミュニティ放送局も力を合わせて協力していきます。

こんな時だからこそ、皆さんの気持ちを伝えていける放送を届けます。

 


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